064号

サポート通信 064号2016年10月1日発行

近年のペットブーム!! 入居者の35%が「今後ペットを飼いたい」!!

1兆4,000億円の規模を誇るペット市場。ストレスの多い現代にペットの持つ「癒し」を求める人は多く、ペット同居が増えるのは自然な現象と言えます。10年前に比べると1,5倍の勢いで飼育者が増加し、今やペット総数は2,683万頭(登録総数)に上っています。

物件のペット対応は、立地に係らず空室対策には有利で㈱リクルートが5月、6月に実施した調査でも、賃貸ユーザーの約35%が今後ペットを飼育する意向と回答しています。但し、苦し紛れの空室対策の施策としてペット可とするのはトラブルの元で、今、求められているのは床、壁、棚、共用設備などがペット向きに対応している「共存型」の物件です。調査によると共存型物件の場合、現在ペット飼育者で平均+3,008円、飼育意向者で+2,245円と5%程度の家賃の上昇許容もあります。また、共存型は長期入居にも効果があると言われており、全体の49%のユーザーが「できるだけ長く住みたい」と回答しています。

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更には居住者の間でペット好き同士のコミュニティが生まれ、それも長期入居につながり易いと見ています。また、同種(犬のみ・猫のみ)のペットに限定すると、効果は高まるそうです。

反面、ペットによる退去時の原状回復トラブルは増加傾向にあるので、そもそも「傷つけられる」という事を前提に入居前対策を立てる事が最も重要になってきます。