第206号

【 契約者がお亡くなりになった解約 】の実例

アーバンレポート 第206号2016年8月発行

シルエット01 2近年、『孤独死』という言葉が賃貸市場の中でもよく聞かれるようになりました。

『孤独死』というと、その言葉からよくイメージをされるのが高齢者の方がお独りでお亡くなりになるケースですが、一概にそればかりではありません。今回の方は、ご病気により病院でお亡くなりになられたのですが“独身者”であったため解約から精算までが非常に困難であったという、実際に起きた別ケースの『孤独死』のお話です。

【状況】 ・テナント(物販)の代表者 
・新築当初(昭和56年)からの入居者で、約30年間契約を継続していた。
・オーナーも代替わりをしており、契約当時のことを詳しく知る人がいない
・契約者自身がオーナーに断わりなく、室内の改造をしていた(間取りが図面と違う)
・保証金1,000万円をお預かりしていた
当時、その契約者さん(仮にAさんとします)は、決してお若い方ではありませんでしたが、精力的にお仕事をされており、快活な方で人付き合いも良い方でした。

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