第229号

生活保護受給者

アーバンレポート 第229号2018年7月発行

賃貸ショップ東横綱島店の池永です。当店には毎日、様々なお客様がご来店されます。その中でも今回は生活保護を受給されているお客様についてご紹介させて頂きます。

現在、生活保護受給者は、若干の増減を繰り返しながらも、その数は増加の傾向にあります。病気で働けなくなった方や最近では離婚による一人親世帯や高齢者世帯の多くも生活保護を受けています。

生活保護を受給されている方は『被保護者調査(平成27年12月分概数)』によると、被保護実人員数は約216.6万、被保護世帯数は約163.4万と、相当な世帯となっており、人口の1.71%にあたります。

神奈川県では平成30年4月時点で生活保護を受けている人は、118,667世帯、155,026人です。全国では13位、保護率1.74%、全国的に見ても決して低い数字ではありません。1位は大阪府、保護率は3.37%、47位は富山県で0.33%です。私たちが多く担当する川崎・横浜エリアの川崎市は県内3位で保護率2.20%、横浜市は6位で1.91%となっています。両市とも県内のトップ10に入っています。

世帯の類型別に見ると、高齢者世帯が51.8%、母子世帯が6.2%、障害者世帯12.7%、傷病者世帯11.5%、その他世帯17.9%です。また、被保護世帯の79.3%が単身者世帯です。若い世代で精神的な病気を患い仕事に就くことができず受給を受けている人も少なくありません。

 

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