第316号

普通借家契約から定期借家契約への切り替えに関する注意点

アーバンレポート 第316号2025年10月発行

 私たち管理会社は、オーナー様の不動産運用に関する課題やご要望を伺っております。今回、実際にご相談をよくいただいております「普通借家契約」から「定期借家契約」への切り替えに関して、法的な制約や実務上の限界を踏まえたうえで、慎重に検討すべき事項となりうる事由をご説明させていただきます。

 賃貸住宅の管理において、契約形態の選択はオーナー様の資産運用に大きな影響を与えます。特に、将来的な建替えや売却を視野に入れた場合、契約期間が限定される「定期借家契約」への切り替えは有効な手段となります。しかし、既存の「普通借家契約」から「定期借家契約」への変更には、いくつかの注意点が存在します。

第316号 ダウンロード