第267号

アーバンレポート 第267号2021年9月発行

“ネット社会”の上手な利用方法

近年、インターネットに接続したデジタルデバイスを通して動画共有サービスであるYouTubeの視聴が増え、いわゆる「テレビ離れ」という現象が起こっています。最近では、テレビ画面にYouTubeを視聴できる機能が付いている為、若者だけではなく、年代を問わず急速に広がっています。

 

コロナ禍で外出が減り、巣ごもり生活が定着した人も少なくない現在、インターネットの利用時間が増える一方で、地上波放送産業であるテレビの視聴率低下が進んでいます。ライフスタイルが多様化し、リアルタイム視聴が難しいことや、テレビ以外のさまざまな娯楽コンテンツの誕生が原因として挙げられています。その中で動画配信サービス(YouTube)の視聴時間は、コロナ禍でどのように変化したのでしょうか。

図のように「大幅に増えた」が約22%。「少し増えた」が約39%で、合計60%以上の人が、動画配信の視聴時間が増えていることがわかります。視聴時間が減った人の合計は約2%だったことから、多くの人の視聴時間が増加しているといえます。テレビとは違って様々な情報が個人単位で配信され、また自分の好きな時間に視聴が出来ることも動画視聴時間が増えた要因のひとつかと思います。

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